東京の街を見ればトレンドが分かる
ツイート東京はいつの時代も変化の激しいそして、魅力的な土地です。しかし、その東京も、住んでいる人の年齢、家族構成が変化するにつれて、地域による特色の差も出てきています。
街を歩いてトレンドを掴むという街歩きを続けていると、街を歩くと「今とほんの少し先の未来」が感じ取れるようになります。最近の東京を見ていると、東京の繁盛店の常識が変化しているということが分かります。
3・11以降、日本人の価値観というものが変化しつつあり、消費スタイルが急速に変わってきています。それに合わせて、人の集まる店にも変化が起こっているのです。東京で、時代の流れをつかむためには、大まかに分けて次の街が参考になるでしょう。
- 都心の商業立地(銀座、青山、渋谷、赤坂、丸の内など)
- 準郊外地(自由が丘、二子玉川、吉祥寺など)
- 下町立地(押上、大森、日暮里など)
東京の中心部に立地するような商売は、基本的にはスピードが速く、高効率、便利さ、高価格と低価格の2極化が特徴で、どんどん先へ先へと変化のスピードも速いのが特徴です。
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その一方で、準郊外では人が歩くスピードもゆっくりで、店内の雰囲気もゆったりとしているのが特徴です。このような店には癒される空間があり、お客様もたくさん集まります。このような現実を目にして、これからの日本の街はどのような姿であったら良いのか、店づくりは今どのような流れに来ているのかなどの課題を感じたのです。
そして、東京の都心に立地する店でさえも、昨今では、微妙な変化が見られ、東京準郊外や下町立地の繁盛店に見られるような「新しいお客様の価値観」が取り入れられるようになってきたのです。微妙な変化とは言ったものの、これは大きな変化かもしれません。
変化のキーワードは、以下の通りです。
- 大から小へ
- 便利さから不便さへ
- 早いスピードからゆっくりしたスピードへ
このような流れが、これからの時代のトレンドと言えるでしょう。立地を無視してよく見つめてみると、お客さまの支持を集める店は、その店の知名度とは関係のない、店主の思いややさしさが表れているのです。そのようなお店にお客様は、やはり吸い寄せられるのです。
時代は、速い感覚からゆっくりとした感じを求めるような流れに変化しつつあります。このような世の中の流れは、街を見なければわからないものです。アパレル関係で働く人々は、街を定期的に歩き、観察し、時代のトレンドを掴んだ上で未来を予測する必要があるのです。
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